こんにちは!
ROKUBOです。
革製品を初めて購入された方によくある質問です。
革の表面に小さな傷。
少しシワのようなものもある。
そこで、
「これってハズレなの?」
特にネットで革製品を購入すると、
写真で見ていたものと革の表情が少し違っていて
不安になることもあると思います。
でも天然皮革には、
一枚一枚違う表情があります。
今日は少し視点を変えて、
革に残る“天然傷”についてお話しします。
天然皮革は生きた証

まず知っておいていただきたいのが、
天然皮革は一枚一枚まったく同じではないということ。
色。
シボ。
シワ。
傷。
毛穴。
それぞれ違います。
人工的に作られた素材なら、ある程度均一な表面を作ることができますが
天然皮革は、もともと動物の皮です。
生きていたものだからこそ、
すべてを同じ表情にすることはできません。
むしろ、
違っている方が自然なのです。
「天然傷」って何?

革に加工される前。
エゾ鹿は自然の森の中で生活しています。
木や枝に触れることもある。
ほかの個体と接触することもある。
虫などの影響を受けることもある。
そして当然、
体を動かします。
その過程で皮膚に残った痕跡が、革になったあとも見えることがあります。
こうしたものが、
いわゆる天然傷です。
製品になってから誰かが乱暴に扱ってついた傷とは、意味が違います。
その革がまだ「皮膚」だったころから持っている痕跡です。
シワ=不良品ではない

傷だけではありません。
天然皮革には、
シワ。
シボ。
色の濃淡。
毛穴。
血筋など、
さまざまな表情が見られることがあります。
人間の肌も同じで、
腕と手のひらでは質感が違いますよね。
よく動くところにはシワがあり、
まったく同じ肌の人もいません。
天然皮革も、
均一ではないことが自然。
ここを知っていると、革製品を見る目が少し変わります。
エゾ鹿革には「生きてきた時間」が残る

ROKUBOが使用しているのは、
北海道の天然エゾ鹿革です。
エゾ鹿は北海道の自然の中で生きています。
森を走り回ったり、
雪の中を進んだり、
ほかの鹿と関わったり、時には喧嘩をしたり
そんな時間を過ごしてきた皮だからこそ、
その痕跡が革に残ることがあります。
ROKUBOでは、そうした天然素材ならではの表情も含めて、
エゾ鹿革の個性だと考えています。
「傷がない革=良い革」とは限らない

革製品を初めて購入するとき、
どうしても、
「傷がないものを選びたい。」
と思います。
・・・正直この気持ちは分かります。
新品ですから、
きれいなものが欲しいですよね。
ただ、
表面が完全に均一だから良い革
とは限りません。
革の品質は、表面に天然傷があるかどうかだけで判断できるものではありません。
そして、天然皮革らしい表情を楽しみたいなら、
均一さだけを求めないという考え方もあります。
同じバッグなのに「同じじゃない」

ここが天然皮革のおもしろいところです。
例えば、
同じデザイン。
同じカラー。
同じサイズ。
同じエゾ鹿革バッグ。
それでも、
まったく同じにはなりません。
こちらはシボが少し強い。
こちらは表情が比較的滑らか。
こちらには小さな天然傷がある。
色にもわずかな濃淡がある。
つまり、
同じ商品でも、一つひとつ表情が違う。
大量生産された均一な製品にはない魅力です。
ネット購入だからこそ知っておきたいこと

実店舗なら、商品を手に取って隅々まで確認したうえで購入できますが
ネットでは、届くまで実物を見ることができませんよね。
だからこそ天然皮革をネットで購入するときには、
「商品写真と完全に同じ革の表情とは限らない」
ということを知っておくと安心です。
色の見え方も、
革のシボも、
天然傷の位置も、
一つひとつ異なる可能性があります。
それを、
「写真と違う。」
と考えるか。
「自分のところに来た革は、この表情なんだ。」
と考えるか。
天然皮革との付き合い方は、そこから始まります。
最初は気になった傷が数年後には?

革製品を使い始めると、
今度は自分自身が新しい時間を加えていきます。
手で触る。
バッグを持つ。
旅行へ行く。
仕事へ持っていく。
休日に使う。
少しずつ革の色や艶、柔らかさなども変化していきます。
すると、
購入したときには気になっていた小さな天然傷も、
いつの間にか全体の表情になじんでいることがあります。
最初からあった痕跡。
自分が使って生まれた変化。
その両方が混ざって、
自分だけの革製品になっていく。
天然皮革のおもしろさは、ここにあります。

左右対称。
傷ひとつない。
全部同じ。
それには、それの美しさがあります。
でも、
少し不揃い。
一つひとつ違う。
使うほど表情が変わる。
そこに惹かれる人もいます。
革製品は、
新品の状態をずっと維持することだけを楽しむものではなく、
変化していく素材と付き合う。
そんな楽しみ方があります。
革を見るとき、「きれい」以外の基準を持ってみる

次に革製品を見る機会があったら、
少しだけ近づいて見てみてください。
シボはどうなっている?
色に濃淡はある?
小さな傷はある?
シワは?
そして、
「これはどんな革なんだろう。」
と考えてみる。
表面が均一かどうかだけではなく、
革そのものの表情を見る。
それができるようになると、
革製品選びが少し楽しくなります。
その傷、「ハズレ」ではなく個性かもしれません

楽しみにしていた革製品に傷があると最初は気になりますが、
その傷が天然由来のものであれば、
その革が持っている一つの表情かもしれません。
北海道の自然の中で生きてきたエゾ鹿。
その皮が革となり、
バッグや小物になる。
そして今度は、
使う人との時間が始まる。
新品なのに、
すでに少し物語がある。
それが天然皮革です。
次に革製品を手に取ったときには、
傷を探すのではなく、
「この革は、どんな表情をしているんだろう?」
と眺めてみてください。
天然皮革のおもしろさが、
今までより少し見えてくるかもしれませんよ^^
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