命を形にする手仕事。エゾ鹿革ミディトートに込めた職人たちの想い

革の縫製

こんにちは!

ROKUBOです。

 

 

革を選ぶとき、私たちは“素材”ばかりに目を向けがちです。

 



どんな革か、どんな機能があるのか。



でも、本当に大切なのは、その革をどう生かすか

 

 

ROKUBO×LEATHERECTIONの「天然エゾ鹿革ミディトート」は、

素材の良さに加え、“職人の想い”が息づくバッグです。

 

 

今回は、このバッグが生まれるまでに関わった人たちの手仕事、

そしてその一つひとつに込められた“想い”を、少し深く掘り下げてご紹介します。

 


目次

1. デザインではなく“生かす”という思想

このバッグのデザインを手がけたのは、

鹿革蝦夷地(ろっかくえぞち)代表・伊東淳一氏

 

 

革の仕入れ、素材研究、そして服飾デザインを長年手がけてきた伊東氏。

 

彼がこのプロジェクトで最初に言った言葉は、

「デザインを“足す”のではなく、素材を“生かす”ことから始めたい」でした。

 

鹿革は、自然の中で生きた証がそのまま残る素材。

木に擦れた傷、血管の跡、毛穴の痕。



それらを“欠点”ではなく“個性”として受け入れることが、伊東氏の哲学です。

「生きていた証を隠すのではなく、美しく見せたい」

この考え方が、今回のミディトートを“シンプルなのに印象的なバッグ”へと導きました。

 


2. 計算し尽くされた“引き算の美学”

シンプルなデザインほど、誤魔化しがきかない。

だからこそ、1mmのズレや厚みの違いが全体の印象を左右します。

 

このバッグは、一見とてもシンプル。



装飾はほとんどなく、ロゴも控えめ。



しかし実際は、縫製バランス・角度・持ち手の長さまでミリ単位で調整されています。

 

 

「見えない部分にこそ、美しさを宿らせたい」

 

伊東氏のそんな想いから、試作を繰り返すこと1年以上。

革の厚みを0.1mm単位で調整し、

軽さと耐久性、そして見た目の美しさが同時に成立するポイントを探り続けました。

 

職人たちは、革の伸びや収縮を読んで、

その日の湿度や温度に合わせてミシンのテンションを微調整。



“手仕事”とは、感覚と経験の積み重ねでしか作れないものなのです。

 


3. 一枚革で仕立てるという挑戦

このミディトートは、“一枚革仕立て”。

裏地や補強材を一切使わず、鹿革そのものだけで構成されています。

 

これは見た目の美しさを引き出すためのこだわりですが、

同時に職人にとっては“非常に難しい”構造でもあります。

 

一般的なトートは、裏地で革のヨレを抑え、芯材で形を安定させます。



しかし、このバッグにはそれがありません。

だからこそ、縫いの精度が1mmでも狂うとシルエットが崩れる。

縫い目をまっすぐに保つためには、

革を押さえる力加減やミシンの速度まで、すべて“手の感覚”が頼り。



大量生産ではなく、ひとつずつ呼吸を合わせるように縫い上げることで、

この柔らかなフォルムが生まれています。

 


4. 鹿革という“生きた素材”と向き合う

北海道エゾ鹿 

このバッグに使われるのは、北海道の自然の中で生きたエゾ鹿。



狩猟から2時間以内に処理し、冷凍・鞣しへと進みます。

この「鮮度」こそが、鹿革の品質を左右します。



ROKUBO野田坂は言う

「革は“皮”の状態でどれだけ早く処理できるかが勝負。

それができるのは、私たちが素材を最初から最後まで見届けているからです。」

 

多くのブランドは、すでに鞣された革を仕入れて製品化します。



しかしROKUBO×LEATHERECTIONでは、原皮の段階から自社で管理。

どの鹿の皮がどんな製品に適しているかを、職人自らの目で選びます。

まさに“命の質”を見極める仕事です。

 


5. 革を「均一にしない」ことで生まれる魅力

革の世界では、“均一な表情”が高級とされることが多い。

しかし、伊東氏はまったく逆の考えを持っています。

 

「自然のものを、自然のまま使う方が美しい。」

だからこそ、革のシボ(模様)や小さな傷をあえて残します。

 

それが一点ものの風合いとなり、

「この革は自分のために生まれた」と感じられる特別な存在になる。

 

トレンドを追うのではなく、時とともに味わいを深めていく。

そんな“静かな贅沢”を、このバッグは教えてくれます。

 


6. 手を抜かない日本の縫製技術

革の縫製

縫製の途中で一度でもズレが出れば、最初からやり直し。

鹿革は柔らかいため、やり直しが利かない繊細な素材。

 

そのため、針を刺す位置・糸のテンション・引き方まで、

職人が“感覚で”革の呼吸を読みながら縫い進めていきます。

 

この縫製は、機械的な正確さでは出せない人の温度がある。

ミシンの音が工房に響くたびに、

「命を活かす」という想いが形になっていくのです。

 


7. 「一生モノ」とは、長く使えるだけではない

職人たちが口を揃えて言うのは、

「丈夫だから“一生モノ”なのではない」

ということ。

革が変化していく過程こそが、“一生の楽しみ”。

 

使い込むうちに、手の動きや持ち方、

生活のリズムまでもが革に刻まれていく。



その過程を「自分の時間」として楽しめることが、

このバッグを“一生モノ”にしていくのです。

 

「私たちが仕上げるのは“完成品”ではなく、

お客様と一緒に完成していく“素材”なんです。」

 

この言葉に、すべての哲学が込められています。

 

 


8. 未来へ繋ぐものづくり

鹿革という素材は、いま日本の森と深く関わっています。



森林保全のために駆除される鹿を、

新しい命として蘇らせる。

 

 

これは単なるエコではなく、

“命を感謝し、再び命へ還す”循環のものづくり。

 

ROKUBOとLEATHERECTIONが大切にしているのは、

製品を通して「自然と人が共に生きる」形を見せることです。

バッグの中には、鹿たちの命と、

それを受け取った人たちの想いが確かに宿っています。

 


おわりに

鹿革ミディトートは、ただのバッグではありません。



それは、手のひらで感じる哲学

 

軽く、強く、美しく、そして優しい。

このバッグに触れたとき、

きっとあなたも“ものづくりの温度”を感じるはずです。

 

 

こちらでご紹介したエゾ鹿革ミディトートは、

現在Makuakeにて新プロジェクト進行中!

ぜひこの機会に鹿革の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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