エゾシカってどんな動物?北海道の森を知ると鹿革がもっと好きになる

北海道エゾ鹿

こんにちは!

ROKUBOです。

 

 

突然ですが、あなたは「エゾシカ」についてどれくらい知っていますか?

 




北海道に行くと普通に見かけることもある身近な野生動物ですが

実はその生態や歴史、森との関係、そして革としての魅力は、

知れば知るほど“奥が深い”存在なんです。

 

 

今回は、革製品をより楽しむための「知っておくと面白いエゾシカの話」をお届けします。




革好きだけでなく、自然やアウトドアが好きな方にも読んでほしい内容です♪

 

 

読み終わる頃には、きっと「鹿革ってすごい素材なんだな」と思っていただけるはず。

それでは、エゾシカの世界へ出かけてみましょう。

 


目次

■ エゾシカは“北の大地を生き抜くプロフェッショナル”

鹿 画像

北海道に住むエゾシカは、

本州に生息するニホンジカより大柄で筋肉質。

体格も骨格も大きく、パワーが段違いです。

 

 

理由はひとつ。

北海道の環境が過酷だから。

 

冬は厳しい寒さ、雪深い山林、えさが少ない季節。

そんな環境を毎年生き伸びるため、エゾシカは

・強く


・しなやかで


・タフで


・俊敏

な体をもつように進化してきました。

 

実はこの“過酷さを生きた証”こそが、

のちに エゾ鹿革が特別な素材になる理由 でもあります。

 


■ エゾシカの皮が「驚くほど強い」科学的な理由

鹿革は牛革や馬革と比べても“圧倒的にしなやかで強い”と言われます。

 

その理由は、皮の内部にある繊維構造。

エゾシカの皮は 約1千万分の1.5mm(髪の毛より細い)繊維が何重にも絡まり合った密度の高い構造 になっています。

 

 

そのため…

  • 引き裂き強度が高い

  • 軽くても丈夫

  • 柔らかいのにへたりにくい

  • 水に強く、蒸れにくい

という、革として理想的な性質を持っています。

 

 

これは他の革では実現しにくい“唯一無二のバランス”。

 

特にエゾシカは、寒さ・雪・移動距離の長さなどの影響で

筋肉と皮の繊維がより強く密になるため、

世界的に見てもトップレベルの天然素材 と言われています。

 


■ 本州の鹿と、どう違うの?

北海道エゾ鹿

同じ「鹿」でも、実は生態も性質も大きく異なります。

 

種類 生息地 体格 革の特徴
ニホンジカ(本州) 本州・四国・九州 小柄。華奢 繊維は細いがばらつきがある。柔らかい
エゾシカ(北海道) 北海道 大柄・筋肉質 圧倒的に繊維が密で、丈夫でしなやか

 

つまり簡単に言うと…

 

エゾシカの革は、鹿革の中の“トップグレード”。

 

これが、革職人たちがこぞってエゾシカを評価する理由です。

 


■ なぜエゾシカが“増えすぎている”のか?

 

柔らかくて強く、美しい…

そんな魅力を持つエゾシカですが、

実は北海道では「頭数が増えすぎている」ことが大きな問題になっています。

 

● 天敵だった“狼”の絶滅

明治時代、日本では狼が絶滅しました。

本来エゾシカの天敵である狼がいなくなり、

エゾシカは一気に増えやすくなりました。

 

● 温暖化で越冬しやすく

厳しい冬がエゾシカの生存率を自然に調整していましたが、

近年は温暖化で冬が越しやすくなっています。

 

● 人間が作り出した“居心地のよい環境”

農地や植林された山は、エゾシカにとって栄養豊富な場所。

結果として繁殖がさらに加速しています。

 


■ 森林の約7割がエゾシカによって傷んでいる

森の中

エゾシカは草だけでなく 木の皮(樹皮) を食べるため、

木が栄養を送り返せずに枯れてしまいます。

 

・木が枯れる

・森が再生しなくなる

・土壌が露出し、雨で流される

・森の生態系が崩れる

こうした悪循環が、北海道各地で起きています。

 

実際に、

「森の70%がシカの被害」というデータもあり、

生態系を守るためには頭数調整が不可欠な状況です。

 


■ 捕獲された鹿の“8割以上”が捨てられているという現実

エゾシカは年間70万頭以上が捕獲されていますが、

皮はもちろん、肉でさえ多くが廃棄されてしまいます。

 

 

原因は…

 

・加工施設が不足

・流通の仕組みがない

・需要がまだまだ少ない

など、構造的な課題が山積みだから。

 

本来、革としても食肉としても価値がある命。

それが“廃棄物”として処理されているのは、とても悲しい現実です。

 


■ 鹿革を使うことは、森の未来を守るという選択

鹿革を手に取ることは、

実は 環境保全に直接つながる生きたアクション です。


① 捨てられていた命を再び価値ある形に

エゾシカの皮は本来ゴミではありません。

革として一つひとつ違った個性を持つ、立派な素材です。

それを“価値あるプロダクト”として生まれ変わらせることは、

命を無駄にしないことそのもの。


② 森林保全の活動を持続可能にする

皮や肉に価値が生まれれば、

“廃棄コスト”だった捕獲が、

“森を守る循環ビジネス”へと変わります。

私たちが鹿革を選ぶだけで、その仕組みが加速していきます。


③ 日本の自然を未来につなぐ

鹿革ラグマット ブランケット

・森を守り

・生態系を守り

・資源を循環させ

・地域の仕事を生み出す

 

鹿革はただの素材ではなく、

日本の自然と未来を守るための選択肢 でもあるのです。

 


■ 鹿革を持つことは、「自然とつながること」

革製品は、ただ“もの”ではありません。




素材が生まれた背景を知ることで、

手に取る意味が深く変わります。

 

エゾシカの革は、北海道の森そのもの。

大地の厳しさや季節の変化、自然の営みが刻まれています。

 

その一部を日常に取り入れることは、

自然の生命の一部を大切に使い続けることでもあります。

 


■ エゾシカを知れば、鹿革がもっと好きになる

今回お話ししたように、エゾシカは、

・強く

・たくましく

・しなやかで

・美しい

“北海道の自然そのもの”のような存在です。

 

その皮が革となり、

毎日の暮らしの中で役に立ってくれる

それはとても意味のある循環です。

 

 

あなたが鹿革に触れたとき、

少しでもこのストーリーを思い出していただけたら嬉しいです。

 

 

ROKUBOはこれからも、

“良い革を、意味のある形で届ける” ためのものづくりを続けていきます。

 

 

 

 

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